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甘熟とまと

1インチ50m大型ホースリール作り

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薬液用500リットルタンク注水や堆肥場、植木草花に散水や機械洗浄するのに水量と水圧がとれる1インチのサクションホースリールがあったらいいなとずっと前から考えていました。
しかしながら家庭用の15mmホース用のリールなら沢山販売されていますが口径が太いサイズのは見たこともありませんでした。
ならばまたあれこれ考えながら自作してみようと昨年ぐらいから構想を練っていました。
まずはホースの選定として潰れやキンクの心配がなく圧力がかかっても膨れないこと、価格も買いやすいく軽くて扱いやすいのが良い。
そうなるとポンプ用のサクションホースが良い、太さは内径20mmだと細いし32mmだと握りが太いのと通水時にホースを引っ張ると重たいと考えて内径25mm長さ50mの定格を選びました。
ホースリールの構造は回転させるホース巻リール側と元栓側の固定配管部分の自在をどのように作るのかが一番悩みました。
この自在(しかもインチサイズ)は売ってるのを見たことない。
消毒動噴用やエアーコンプレッサー用の小さい口径のならカタログにのっていますが…、金属加工の旋盤を扱える知り合いもいないし…。
良い部材が見つからないこと数ヶ月、何気なく油圧機器のカタログを見ているとカプラーや異形アダプターと一緒に自在より戻しが掲載されていて、口径とネジピッチも共通のエルボ自在を発見しました。
今までは水関連で調べていたので油圧は盲点でした、水中ポンプの圧力タンク元圧も0.3Mpa程度なので油圧自在にはまったく問題にならないので早速取り寄せしました。
この部材を買ってから制作するまでにやらなきゃいけない農作業がかなりあったのでずいぶんと先伸ばしになっていました。
10月に入って一息つける時間がとれるようになったので工作を始めました。
別途購入したのが9mm丸棒、6mm軟鋼板、ローバル亜鉛メッキスプレー、VP・鉄管等水道部材をかいました。
巻リールを支えるフレームは足場パイプを使い、180度程度向きを変えられるように足場パイプの内径に差し込める厚鋼パイプが廃材として持っていたので利用しました。
工作の第一歩はリールの円形部分の9mm丸棒曲げからやりました。
フリーハンドで曲げることは不可能なので家に昔からあった直径63cmの鉄製リングを当て物にして曲げました。
完全な円にはならない部分もありますがパッと見は真円ぽく見えます。
軸受け部分は鋼コンパスで直径26cmと足場パイプを通すための穴サイズをケガキして酸素で切り取りました。
あとは切り取った6mm鉄板をサンダーでバリ取りして円形に曲げた部材と丸棒を溶接しながら組みつけていきました。
リール巻を作るまでは何時もの溶接工作と変わらないので楽しいけど、今回は水配管をしないといけないので地面掘りが大変でした。
うちは樫の木が母家をかこうように育っているのでスコップで掘ろうとしても根っこが当たってまともに掘れず、エンピで切りながら20m分掘りました。
しかも新旧の給排水がところどころ埋まっているのでエルボで逃げながら立ち上げ予定部分まで配管しました。
ホースリールを頑丈に支えるためにコンクリートマスにアンカーを立ててからマス内にコンクリートを流して固めました。
マスの容積を計算してからコンクリートを練りましたが0.035m3の計算通りで足りました。
数日経過したらベースをアンカーボルトに取り付けて、緩まないようハードロックナットを用いました。
実際にホースを巻付けて通水しましたが水漏れもなく一安心しました。
これで水作業するときに素早く水出しできるようになったので大満足(^w^)
by imasa27 | 2013-10-12 00:15 | 工作・修理

農業とフリークライミング、溶接、手作り農機具のDIY日記
by 甘熟とまと
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居住地:埼玉
性別 :♂
年齢  :三十代
職業  :専業農家
趣味 :溶接:被覆アーク溶接:半自動溶接:交直流TIG溶接:ガス溶接溶断までやります&手作り農機具&修理&DIY&フリークライミング

*高校山岳部時代にクライミングを体験してはまる。
当時は民間ジムに行くお金がなかったので、千葉県の野田市体育館に併設の壁で登っていました♪
卒業後は8年ほどクライミングから離れ冬眠しバイクに熱中!!
そして最近「ミストラル」があることを知りクライミング復活!!
オーナーさん&常連さんの課題で特訓中♪
2010年秋ごろからクライミング日数が激減。
細々とクライミングやっているようなやめているような感じで続けています。



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