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甘熟とまと

被覆剤で違う溶接感覚

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専らYouTubeの溶接動画を参考に練習していますがアーク発生中の溶接棒先端から溶融池のプール部分と冷えて固まってくるスラグ凝固線のメリハリある動画と同じような溶接にはならない。
交流機と直流溶接機の違いなのか、そもそも技量だけの問題なのか分からなかった。
そんなこんなで神戸製鋼の溶接棒をあれこれ買って下向きと立向き姿勢の溶接練習をやっていた。
ライムチタニヤ系はスタンダードなZ44と鉄粉入りのTB43。高酸化チタン系はB33。イルミナイト系はB10とB14とB17。
どの姿勢でも溶融金属が硬く!?て垂れてこなく
ビード形状が綺麗なB33が使いやすいと感じた、化粧棒と言われているだけのことはある緻密なビード。ただ強度?だか割れやすいんだか知らないけど重要部分には使わないほうが良いらしいので溶接のやりやすいB33ではない溶接棒で慣れようと思ってイルミナイト系でやってみた。
しかしこれが難しい!下向きはB10・14・17とも溶けるなりに溶接棒をおくれば良いけど立向きになると溶融金属が柔らかいのか垂れる垂れる垂れる。
電流を下げると垂れにくくなるけど溶け込み不良の溶接になる。
熱をにがそうとウィービングするとアロワナみたいな鱗のビード形状になってしまう。
溶接棒の性能は軟鋼用では一番信頼できるようだけど使いこなせない(^_^;)
同じイルミナイト系の中だとB17が自分の溶接感覚の中では使いやすいとおもった。
ライムチタニヤ系のZ44はホームセンターでも買える一般的な溶接棒だけあってイルミナイト系と高酸化チタン系の中間的な使いやすさに感じる。
スラグの剥離もチョンチョンとつつけば取れるし(^w^)
TB43は鉄粉入りで再アークが良くて溶着速度が早いらしいけど自分には分からない、ライムチタニヤ系はZ44で決まり。
とここまでは軟鋼板用の溶接棒でしたがついに高張力鋼板用の低水素系溶接棒を買ってみた。
あれこれ迷ってLB52Uを買ってきた、今までの溶接棒中一番高い3200円/5kg。
なぜにUを買ったかと言うと配管の裏波溶接をやってみたいから(^w^)
とりあえず何時ものように下向きと立向きをやってみたら溶接動画にあるようなメリハリのある溶融池で綺麗な楕円のプールからスラグが冷えて固まって追いかけてくる感じです。
溶融金属が硬い感じで垂れることもなく上に上がっていける!(b^ー°)
溶接棒の被覆剤の種類でこんなに溶融プールや作業性が違うとは驚きました。
ただ低水素系溶接棒を使うのに問題があるとしたら乾燥できる乾燥機がない、軟鋼用の溶接棒乾燥機はあるけど低水素系指定の300度まで熱するのは出来ない(-"-;)
20mmを超える板厚や高張力鋼を溶接する訳じゃなければ150度くらいで乾燥させて多少でも水分飛ばせば十分じゃないかと考えてしまうf^_^;
値段高いけど全姿勢での溶接を考えるとLB52Uの使いやすさは最強だと思う。
(°□°;)まぁ、溶接について能書きは言ってるけど所詮自己流素人。

写真上*立向き隅肉LB52U
写真中*立向き隅肉B17
写真下*Lアングルを立ててひたすら立向き溶接の練習でビードを重ねる。
by imasa27 | 2013-02-04 22:53 | 工作・修理

農業とフリークライミング、溶接、手作り農機具のDIY日記
by 甘熟とまと
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居住地:埼玉
性別 :♂
年齢  :三十代
職業  :専業農家
趣味 :溶接:被覆アーク溶接:半自動溶接:交直流TIG溶接:ガス溶接溶断までやります&手作り農機具&修理&DIY&フリークライミング

*高校山岳部時代にクライミングを体験してはまる。
当時は民間ジムに行くお金がなかったので、千葉県の野田市体育館に併設の壁で登っていました♪
卒業後は8年ほどクライミングから離れ冬眠しバイクに熱中!!
そして最近「ミストラル」があることを知りクライミング復活!!
オーナーさん&常連さんの課題で特訓中♪
2010年秋ごろからクライミング日数が激減。
細々とクライミングやっているようなやめているような感じで続けています。



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